ストレングスコーチ岩下先生のオンライン勉強会に参加させてもらいました。
「原点思考、適応性、未来志向」についての回で、資質の名前だけ聞いても、それがどんなものなのかよくわかっていなかったのですが、岩下先生が、この三つの資質は見ている時間が違うと言われ、わかりやすく腑に落ちました。
原点思考/適応性/未来志向の重視する時間
原点思考:過去から学ぶ。昔の積み重ねで今がある。(過去)
Context
適応性:今を大切にする。今の積み重ねで未来ができる。(今)
Adaptability
未来志向:未来の夢を思い描くのが楽しい。予測、予想が好き。(未来)
Futuristic
原点思考(過去)
・過去について考えるのが好き
・回顧的な視点にこそ答えがあると信じている
・現在を理解するために歴史をたどる、過去を振り返る
・周りの人は、特定の状況の歴史を理解しようと努力する彼らを見てイライラするかも
適応性(今)
・「今」を大切にし、それぞれの時点で進む方向をひとつずつ選択する
・その瞬間を生きている
・将来は今選ぶ選択肢によって作り出すことができる
・急な要求や予期せぬことに非常に柔軟
未来志向(未来)
・未来に何ができるかというビジョンが見え、それを心に抱き続ける
・未来をポジティブに捉えて
・未来を夢見る
・未来にできることを心に描く
資質の気付き
原点思考/適応性/未来志向の資質の私の順位は、
原点思考:9位
適応性:21位
未来志向:26位
未来が描けない自分が不安で、今を楽しむことも全力で出来ない私は、原点思考が上位の資質と言うことに納得。
悪く原点思考が出ていると感じることも多々あります。過去に囚われて、後悔が何度も何度も思い出されて、「あの時もっとこうしておけばよかった。ああ出来たらよかったのに。」と、頭をぐるぐると支配することが定期的にあります。
勉強会に参加されていた方は、適応性と未来志向の方々だったので、私にとっては「今を楽しんでて良いな」「未来にワクワクしてて良いな」とうらやましく思う資質。なんだか自分が暗くて、明るく楽しく生きていないような、冴えないヤツだなぁ、と思うと同時に、これだけ適応性と未来志向が下位なんだから、無い物ねだりをし続けるのはやめた方が良いのだろうなぁとも思えてきました。
「未来を描けないと、なりたい自分になれるはずがない」「目標に向かってワクワクしながら今を生きていく人が成功する」みたいなイメージが私の中にはあるため、未来も描けない自分はダメなんじゃないか…と漠然と自分に不安を感じていたのですが、岩下先生が、
そういう(成功本)の著者は、未来志向や目標志向の資質が強い人が書いているのかもしれませんね
とおっしゃり、なーるーほーどー!他の人のやり方に、自分がうまくハマらないからといって、自分が人としてダメなわけではない(かもしれない)と言っていただけたように受け取りました。
私の未来志向は26位、目標志向は32位。それは自分の考え方とあまりにも遠く感じて苦しくなるわけです。
資質の活かし方
自分が求める状態、例えば今回だと「未来を思い描きたい」けど、自分がその資質は強くない場合、
10位以内の資質を使って同じ結果を出せないか?
と考えてみても良いかもしれませんね、と岩下先生はおっしゃいました。
なるほど!これが自分の資質を活かすと言う考え方なのか、とストレングスファインダーを活用する意義がわかってきたような、眼から鱗な先生のお言葉でした。
現時点の私は、過去から学ぼうとする傾向がある。確かに、ドキュメンタリーや、過去の偉人の話や、戦争や犯罪など、なんでそんなことになったんだろう?と背景を知るのは好き。
同じ人間が過去にこんなスゴイことしたのか、こんなヒドイことしたのか!というのを見るとわくわくします。だって同じ人間だから、また世界大戦するかもしれないし大虐殺する可能性もあるし。
過去から学んで今に活かすのが良いと思っているのは、私の原点思考という資質であり、過去の話に全く興味のない未来思考の人もいるわけで。興味のない人へあまり自分の考えを放出しすぎないように、バランスを取りつつ、自分と違う人の話を聞くのはおもしろい!と人との会話を楽しみたいなとも思いました。
“未来を思い描きたいけど描けないコンプレックス”は、自分を客観的に理解できるよう、資質についてもっと知っていき、ストレングスの10位以内を活かして、自分なりの方法で描けるようになりたいです。