体の悲鳴は自己主張、不調が出るのはストレスの渦中だけではない-カウンセリング14回目

身体は悲鳴をあげやすい場所に症状が現れる、具合が悪くなるのはストレスや嫌なことがあった時だけではない。ほっとした時、のびのびとできる環境で、ようやく今までのストレスが出てこれる時がある、という話をカウンセラーさんに教えてもらいました。

原因の特定されない痛みや不調

最近謎の痛みに襲われることがあり、困っていたので、胃痛や腹痛、痺れやけいれんなど、病院で診てもらっても原因のわからない不調について、私のカウンセラーである心理療法士さんに話してみました。

10代後半から20代は、しょっちゅう胃が痛くなり、胃薬が欠かせませんでした。病院で胃カメラを飲んだり、検査をしてもこれといった原因はなく、ストレスということで片付いていました。

30代以降は会社員を辞めて、日本を出て、環境の変化からか、胃痛はかなり減り、胃薬を使うことも減りました。

現在の場所へ越してきてからは、胃痛は減っていたものの、急激な右下腹部の痛みに襲われるようになり、身をよじるような痛みに不安になることが度々ありました。生理痛か?生理じゃないし、便秘か下痢か?どちらでもなく、ってことは盲腸??と思い、町医者に行きましたが、盲腸ではないと断定されるものの痛みの原因はわからない、それでも度々同じ場所が激痛に襲われ、2件目、3件目と別の医者に相談に行ってもわからない。日常生活に支障をきたすほどの強い痛みに困惑していました。

ここ4年くらい、この痛み、謎だったんですが、今思うとこれストレスによる不調の現れなんですかね。ただ、そんなにすんごい大きな大変なことや嫌なことがあったわけではない気がするんですが・・・

痛むのは自己主張

カウンセラーさんは、痛むのは自己主張の表れ、とおっしゃってました。

さらに、不調が全て、直近のネガティブな出来事によるストレスによるもの、と思っている私の認識がそうとも限らないようです。

というのも、原因がわからない不調の時、お医者さんってストレスとか自律神経がどうのこうのと言って、わからないものにオチをつけようとしますよね。

以前、今の国に来る前、日本から出て初めて住んでいた場所で5ヶ月くらい経った頃、けいれんのような発作が起きて動けなくなり、救急車で運ばれたことが一度だけですがありました。ただ、その時は、不満を抱えて我慢していた自覚はなかった時で、むしろのびのびとやってたつもりだったので、原因不明の発作に納得いかない気持ちでした。しかも信頼している友人と夕食をとっていた時だったので、なおさら緊張感のない瞬間でした。

カウンセラーさんは、ほっと一息つける環境になって、今までのストレスが表に出てこれるようになることがある、と教えてくれました。なるほど、確かに、緊張が解けて気が緩んだ時に、風邪をひくとか、張り詰めていた状況が終わると、どっと疲れが出るとか、そういうのも、その渦中の時には具合悪くならない例ですもんね。

身体に異常が現れた時は、痛み止めを飲んでやり過ごすだけの対処療法だったわけで、痛みに腹が立ったり、早く治ってくれー!めんどくさい、としか思っていませんでした。カウンセラーさんの話を聞いてからは、焦らず、イラつかず、この痛みは何を主張してるんだろ〜?と、ちょっと労ってあげようと思いました。

休んで何もしないと自分を責め出す

とはいえ、労り方に慣れていないからか、休むと疑問が押し寄せてきます。

身体に謎の不調が出ると、仕方ないので休んでみるわけですが、いろいろがんばるのをやめて、ゆっくりしたりしていると、いつまで何もせずに休んでるんだろう、このままじゃ何も進まないし、と、休んだところでどうしたらいいんだ?という考えが湧いてきます。

カウンセラーさんは、私が何もしないと自分を責め出してしまうので、自分の体調をゼロから10までの間だと今はこれくらい、と数値化してみて、その状態に合わせてできることをやってみましょう、とアドバイスくださいました。

体調不良に対する学びのまとめ

とにかく、私の「内的対話」はすぐ責めてしまう傾向があるので、身体の悲鳴に耳を傾けてみる、休む・休まないの2択ではなく、体調はグラデーションで、状態に合わせてできることをやってみる、というふうに考えてみる。ということを学びました。

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