海外で針治療を受けて漢方薬を買ってみた感想(スペイン鍼灸師料金)

ヨーロッパの針治療スペイン 備忘録

針治療は日本で受けたこともなかったんですが、初めての針治療をスペインで受けてみました。西洋医学で何年も原因不明なものを何とかしたかったので、東洋医学にお世話になってみました。スペインの針治療の料金、漢方薬も買ってみたのでその値段や内容もまとめておきます。

海外で針治療を受けた理由

ここ6年くらい謎のピンポイントな腹痛があり、町医者に行っても、婦人科に行っても、日本政府提供の医者のオンライン無料相談で話してみても、原因不明と言われ、困っていました。

血液検査、尿検査、婦人科のエコー検査などどれをやっても何も“数値が出ない”と言われ、もっと痛くなったり痛みが治らないなど「どうしようもなくなったら腹を切って開く価値があるが、今はそのリスクを取る段階ではない」と言われてきました。しかし、時々強烈に痛く、痛み止めを飲んで効くまで眠れなかったりのたうち回ることがあり、生活に支障をきたしてました。ひょんなことから薬膳の専門家のめでたいこさんに針と漢方薬をおすすめされたので、早速近所で探してみました。

スペインの針治療院

針治療院や漢方薬出してくれるところなんて近所にあるのかな〜?とGoogleマップで検索してみると、予想以上に地図にババババと印がつき、驚きました。いっぱいありました。しかも、中国人とかアジア人がやってるのではなく、普通にヨーロッパの人がやっている治療院がたくさん出てきました。

ちなみにスペイン語で針治療はAcupuntura(アクプントゥラ)、漢方薬はMedicina China(メディシナ・チナ)でした。

スペインで鍼灸師の資格は

ヨーロッパの針治療スペイン

日本ではり師さんは国家資格ですが、スペインでは針治療は正規の医療として認められていないようで、公式の資格はないようです。針治療は代替え医療であり、漢方薬はサプリメントという位置なんだと思います。

そのため、私が治療を受けたはり師さんのプロフィールも日本のような国家資格は書かれていませんでした。

ちなみに私が行ったはり師さんのプロフィールには、オーストラリアの某大学で従来の医学と中国医学の学士号を取得、その他にも中国の病院での経験や鍼灸院で研修を受けたなど書かれていたので、信頼しても大丈夫かなと思いました。

料金と内容

私は4〜5軒チェックして、唯一英語OKで料金リストも明確に掲載されていた1軒に予約して行ってみました。

  • 初診料30ユーロ(聞き取り15分くらい)=4200円
  • 1回セッション55ユーロ(約45分)=7700円

セットにすると割引があったのでセッション5回分の225ユーロ(1回45ユーロ=6300円)にしました。

  • 漢方薬30ユーロ=4200円

ヨーロッパで買う漢方薬

ヨーロッパの漢方薬
はり師さんが出してくれたのは「SI WU TANG Tablets(PV Herb)」という4種類の漢方が配合されてるものでした。フランス製と書いてあります。

· SHU DI HUANG:ジオウ
· BAI SHAO YAO:シャクヤク
· DANG GUI:トウキ
· CHUAN XIONG:センキュウ

薬膳の専門家のめでたいこさんにこんなん出されました〜と伝えると、「四物湯ですね」と、婦人疾患に定番の気の巡りを良くする&血を増やすための漢方だと教えていただきました。

効能:
月経不順、月経異常、更年期障害、冷え症、しもやけ、しみ、貧血、産後あるいは流産後の疲労回復、血の道症(女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状)

参照:四物湯エキス顆粒クラシエ

海外で針治療を受けて漢方薬を買った感想

針は初めてでしたが、チクっとしたくらいで苦痛はなく、あとは気持ちよくうたた寝状態でした。はり師さんは、しっかり聞き取りをしてくれて、納得の漢方薬を出してくれました。

料金は日本の感覚とそんなに違わないので高くないかなと思います。

  • 初診料30ユーロ(聞き取り15分くらい)=4200円
  • セッション5回分225ユーロ(1回45ユーロ=6300円)
  • 漢方薬30ユーロ=4200円

しばらく通って、漢方薬も飲んで様子を見てみたいと思います。

あと、薬膳の専門家のめでたいこさんには、血を増やす食べ物は、「黒きくらげ、プルーン、レーズン、ほうれん草などの葉野菜、人参など」と教えていただいたので、手に入るものを食べるようにしてみます。

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