介護福祉の仕事をしている友人が教えてくれたこと。
高齢者の中には「もう長生きしなくていい」と言う方も少なくないそうです。だから病気があっても手術などせず、「いつ死んでもいいのだ」とおっしゃるそう。
ところが問題は、「いつ死んでもいい」と言っても、実際にはなかなか死なないこと。「ピンピンころりがいいよね」と言いますが、そうは都合良く行くとは限らず、みなさん長生きしちゃうんですね。
ある高齢の方は、70代の半ば頃に体調が悪くなり手術すれば治療する方法があると知らされたのですが、「手術してまで長生きしなくていいかなー」と思われたそうで、手術はされず。そして、あっという間に時は過ぎて80代になられた今、その方は「あの時手術しておけばよかった、、、」とおっしゃってるそうです。
なぜなら、手術しなかったことで、しんどさを抱えたまま長い間生きることになってしまったから。
ピンピンころりしていたら、しんどさはあまり味合わなかったかもしれませんが、しんどいなーと不調を抱えながら何年も生きることになったわけです。
手術を受け入れていれば一時的には負荷がかかったかもしれませんが、そのあとしんどい不調は抱えなくてすんだのかも、と。
ピンピンころりへの憧れはありますが、そうならなかった時、ゼイゼイ長生きしてしまうと大変なのでなぁと、思いました。