ちょっとしか買うものがない時、レジの列で前の人が「先に行きんちゃい」と譲ってくれます(現地語で)。私も譲ろうという場面に出くわすことがたまにありますが、いつもジェスチャーで伝えて、何年経ってもただのアジア人旅行客です。
昨日もレジで後ろの人に「先にどうぞ」とスペイン語で言いたかったのですが、慌てて文章が口から出てこず、単語と身振り手振りであたふたと伝えました。
黙って過ごしていてもうっかり生活ができてしまうので、このままではいかんと、腹を括りなおしています。
レジで後ろの人が1個しか買うものがなかったら
昨日、レジの列で後ろのご婦人が一つだけ商品を持っていたので、何か言おうと思ったら文章が出てこず、私は手招きして「あなたはできます=Puedes」 と連呼しました。意味としては、You can You can で“先に行っていいよ”と一応は伝わりますが。
なぞのアジア人に突然順番を譲られたご婦人は「いいの?でも、うちに泣いて待ってる子供はいないのよ(=急いでないよ)」という高度なユーモアで返されましたが、私の言語力が泣いてる子供状態なので「ウフウフ」と笑顔を向けるので精一杯でした。
「お先にどうぞ」の5つの表現例
私の場合、相手の言うことが聞き取れても、とっさに自分の口からは出てこないので、決まり文句みたいなのを覚えておこう、となりました。前にどうぞ、お先にどうぞ、急いでないのでどうぞ、などいろいろな言い方があります。
You can go first. | Tu puedes ir primero. |
Come forward./ Come in. | Pasa adelante. |
I’m not in hurry. Don’t worry. | Yo no estoy apurada. No te preocupes. |
You have a product. I have a lot. I can wait. | Tu tienes un producto. Yo tengo mucho. Yo puedo esperar. |
After you. | Después de usted. |
会話は瞬発力なので最低限は記憶しておく
順番をお譲りしたご婦人は、「いいの?でも、うちに泣いて待ってる子供はいないのよ(=急いでないよ)」冗談を返してくれて「ありがとう」と先に行かれました。
この冗談になんて返せばいいのかは、今、日本語で考えてても思いつかないので、それは私のユーモアの幅の限界であり、別問題ですが。
手振り身振りだけじゃなく、一言スマートに発せられるようになりたいので、覚えるしかありません。
スペインに住み始めて7〜8ヶ月くらい経ちましたが、最低限の日常生活が送れる語彙で止まったで、会話ができません。以前挫折したドイツ語の二の舞にはなりたくないので、本当にフンドシをギュンギュンに食い込ませてやっていきます。