鮮やかに詐欺サイトに騙されました。
詐欺にあうとか、騙されたことがなかったもので、自分には無縁だと思っていましたが、他人事ではないのね、という盛大なフェイクに引っ掛かりました。
詐欺サイトだと気づいた工程
ある靴ブランドのセール広告がインスタに出てきて、ちょっと覗いてみたところ、以前、そのメーカーのオフィシャルサイトを見た時よりも割引率が大きくなっていました。
これはラッキーと色々物色して、前から見ていた商品をクリック、購入しようとしたところ、購入できません。よくあるショッピングサイトの手続きと同じく、自分のメールアドレス、住所やらなんやらを入力して、最後は精算ですが、支払いページに進めないのです。
変だなと思って、何かミスったのかなと、サイト内を見ていると、なんか変なのです。何が変かというと、普通のショッピングサイトでは、いくら以上購入したら送料無料、とかありますが、そういう説明が見つからない。私は島に住んでるため、住所が配送サービスエリア外だったりする可能性はあるので、そういう情報を確認しようとしてもないのです。
普通、問い合わせページがあって、メールかチャットか電話番号かカスタマーサポートのコンタクト先が明記されていますが、このサイトにはメールアドレスしかなく、そのメールアドレスが変だったのです。
通常、メールアドレスは、infoとかsupportまたはcontactに「@ブランド名/会社名.com」となっている場合が多いですが、そこには個人名みたいな変なメールアドレスが。その怪しいメルアドをコピーして、ネットで検索してみたところ、他の人が「フェイクショッピングサイトだ」みたいなことを書いているのが見つかり、あーーーーーやっぱり!と確信。
そこまでお安く買えると小躍りしていた気持ちはずぶ濡れに鎮火。しまったーーーー個人情報取られてもーたーーーーーーーー変な迷惑メールが届きまくるーーーーー、という後悔の嵐です。
なぜ詐欺サイトに騙されたか
私はインスタ広告経由で騙されました。さて、なぜ赤子の手をひねるように、こうも簡単に、騙されたかと言いますと、その偽セール広告の数日前に、そのブランドの本物のセール広告をインスタで見ていたからです。その時は20%だったか40%だったか、本家本元のミッドシーズンセールがあったのです。その広告を開いて見ていた私は、偽広告を見た時に、「あ、割引率が増えたんだ」と思ってすんなり信じたのです。
もしかしたら、その偽広告主は、どういう人にこの広告を見せるかというターゲットの選択ができるでしょうから、本家の広告を踏んだ人、と設定していたのかもしれません。
変だなと思ったサインはいくつかあった
実は、購入ページに行く前にもいくつか、あれ?変だな?と気づいていたサインがいくつかあったのですが、元々見ていた商品が安くなっているというセール情報によって、私の脳内ではドーパミンが出まくっていたわけでして、「変だな」と思った私の嗅覚を、「そんなんええから!」とドーパミンたちがねじ伏せていたわけです。
私はストレングスファインダーの「慎重さ」が上位資質にありますが、この時は、鼻息荒いドーパミンにガムテープで口を塞がれて、腹をボコボコに蹴られてました。かわいそうな私の慎重さ。無視してごめんね。おかげで個人情報が中国の詐欺集団に盗られちゃったよ。
なぜ、中国の詐欺集団かと言いますと、、、、詐欺サイトは本家とそっくりに秀逸にコピーされていましたが、しかし、1ページだけ、変な中国語が2-3文字だけですが表示されていたのです。あれ?と思ったのですが、わたしはこの時も警鐘を鳴らす慎重さをロープで縛って逆さに吊るしていました。酷いことをしました。
もう一つ、変だな、と思った点が、カウントダウン時計。よく、煽るようなサイトに、このオファーはあと何日限定!とかカウントダウンされている表示がありますが、そのカウントダウンが、数十分とすごく短くて、私がのらりくらりと商品を見ている間に、カウントダウンが終わったのです。すると、終わったカウントダウンはまた数十分に増えました。完全におかしいですが、この時も私の慎重さは、頭に袋をかぶされ、興奮しまくっているドーパミンにボコボコに殴られてました。
最後にもう一つ、ウェブサイト名が「ブランド名.com」ではなく、「ブランド名eur.com」となっていました。変です。でも、オンラインショップは地域によって、「.jp」だったり「.uk」だったりしますから、これはドットヨーロッパ的なことだろうと、都合よく解釈して無視したのです。この時、私の慎重さは、頭に被された袋の上から水をかけられてました。水責め、悶絶したでしょうね。
詐欺サイトに騙されたことから学んだこと
- 変だなと、少しでも思ったら、ググる
- 急に激安なうまい話は無い
騙されないためには、超お得情報が都合よく現れたら一度怪しんで確認する。そして、気になったら購入ページに行く前にググることです。
今回騙されたポイントは、事前に本家本元が本当にセールをしていた、という基礎がありました。しかしながら、警鐘は何度も鳴っていた訳で。うまい話は無い、ということを肝に銘じた経験でした。
その後の被害はと言いますと、「買い物が途中ですよー」というメールは届きましたが、速攻でメールブロックを設定したので、それからは何も届いてません。支払い情報は入力してないので、お金も取られてはいないです。ただ、メールアドレスとか住所は入力たので今頃は個人情報が売られているのかもしれないですね。
ボコボコにされた私の慎重さには大いに謝罪して、今後はもっと大切にして信じていこうと思います。