悩みの解決方法、うまくいかない時の理由がわかる「眼横鼻直」について、『禅と経営』の飯塚先生の坐禅会の説法からの学びをまとめました。
眼横鼻直(がんのうびちょく)は道元禅師の言葉です。
目は横
鼻は縦
という禅語です。
人間関係、仕事、叶えたいこと、全てに通じる言葉です。
眼横鼻直の意味とは
眼横鼻直は原理原則である。
目は横、鼻は縦に顔についている、というごく当たり前のことを意味します。
この意味は、あるがままに受けいれる
当たり前のことを、当たり前にやる
ということです。
事実を歪めず、否定せず、先入観で見ず、「そんなはずじゃない」と言わずに、そのままを受け入れられているでしょうか?
そんなの当たり前、ということを本当に実行できていますか?
悩みの解決方法
あるがままをそのまま受け止められない。
人と比べて羨む、妬む→悩みの元になる
あらゆる問題の根本は人間関係。
解決方法は「比べない」
禅は比べることを忘れる。
比べているとコンプレックスが固まり、そこから動けなくなる。
そこに留まらない→新しい趣味や得意なことに力を注ぎ、エネルギーを移動させる。
人と比べてこだわらず、唯特性=比べられない自分の特性を見つける。
迷う、ぶれるのは、あるべきない姿(三年先、五年先)がないから決められない。
坐禅は比べない体質を作る
相対(他のものと比較)から、絶対(他のものと比較できない)にする
「坐」は、二人の人間が土の上に座って一つになる。相対ではなく、絶対の世界になる。
うまくいかない時
イラつく時、うまくいかない時は、何かやってはいけないことをやっている。
当たり前のことをやっていない。
ショートカットを狙おうとしてもダメ。
当たり前のことを当たり前に行う。
目は横についているか?斜めにずれていないか?
変わらない姿で、サボらない。
奇をてらうことをしない。
事実をしっかり見て、逃げないこと。
こだわらずに、真実を見る。
「〜が言ったから」などこだわりを捨てる。
普段から今を真剣に生きていたら、変化にも対応できる。
普段からやっていたら不況を感じない。
普段からやってないと厳しい。
やるべきことをやるだけ。
準備の準備をする。
話し合いの前に仮説を立てる。
迷ったときは眼横鼻直。
考えることから逃げない。
考えて、もっと苦しんで悟りを開く。
逃げないこと、正面からぶつかる。
逃げなければ、だんだん解決する。
大自然は原理原則
大自然はあるがままだから継続する。
効率を求め、作為的にやることは長続きしない。
強烈な目的意識を持って、あるがままの姿を愚直にやる。
迷ったら自然に学ぶ。
自分のやるべきことをやる
日頃から真剣にやる。
日頃から一生懸命やる。
Aが終わったらAのことは忘れて、Bに集中する。
相手のことを心配しすぎない。
ピッチャーは投げることに集中する。キャッチャーにならない。
事実をしっかり掴む
毎日気がついたことを書く。
書くということは考えること。
やりっぱなしだと流れてしまう。
頭の中だけで考えるのは、ただの妄想。
感じたことを書く。
お客さんと心の契約ができているか?
感謝を書く(心の契約が作りやすくなる)。
なぜ売れたのか書き出す。
書き出した後、書き出したものと、もう一度コミュニケーションをする。
*行動計画(みんなこれだけ)
*思考計画
*準備計画
*気付き
やってみて気づきを書く。
日記を1週間分を先に書く。
未来は全て仮説。
仮説をぶつけて実証する。
仕事も当たり前を当たり前にやる
お金を稼げるのはいいこと。お役に立てているから。
お役に立てない人は稼げない。
だんだん稼げたら世の中に恩返しできる。
仕事は追いかけるもの。仕事に追いかけられたら負け。
受け身になったら負け、自分から攻める。
全部見ようとすると目移りして見えない。パラレルで「ながら」作業はできない。
絞り込んで注力する(マーケティングのターゲットを絞る)。
人・商品を含めた唯特性を出す。
事実を見て、発想を変える。
少数になると精鋭になる。
あとは実践。早くやらないと傷が深くなる。
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先約優先(あとで儲かる話が来ても行ってはダメ→信用を失う)