人の話の聞き方のコツ:意外とできてなくて、実行すると楽しくなる

人の話の聞き方のコツ 学び

人と会話をするのが焦る、コミュニケーションになんだか違和感がある、何を話そう?と考えながら聞いているので、ちゃんと聞けていないと感じていました。

相手に質問していれば会話の時間は埋められる、私の話なんて面白くないし、人に自分のこと聞かれるのは避けたいし、私の会話はそんなことが良くありました。

自分の人の話を聞き方に何か問題があるのでは?と思っていたところ「話の聞き方」について学ぶことができ、とても効果的に感じたのでコツをメモしました。

人の話を聞くのは意外とできていない

自分では人の話を聞くのは得意な方だと思っていました。

なぜなら9年くらい接客業をしていた経験もあり、ニーズの聞き出しをするため、人に質問をして話をつないでいくことはできると思っていたからです。

相手は質問すれば答えてくれますし、ベラベラといろいろ話し続けてくれる人もいます。

ただ、自分はテクニックとして「聞き出し」を使っているだけで、その人の話を聞いている間にも、次に質問することを考えていたり、これに触れたらもっと話してくれるかな、このネタ好きかな、など考えを巡らせ、真剣にじっくりその人の話を聞いているとは言えない状態でした。

接客業を退いてからは、自分のことを質問されるのがイヤだったので、私のことについて話さなくて済むよう、相手に質問をして話を振るようにしていました。

自分に自信がなく、自分のことについて聞かれるのを避けたく、相手に話し続けてもらうために質問して話を聞く、という逃げあり、会話を楽しむというリラックスした姿勢ではなかったわけです。

いずれにせよ、話を聞く姿勢が屈折していて、ただ純粋にまっすぐ相手の話を聞ききる、という姿勢は持っていなかったのです。邪念付きの話の聞き方だったのです。

人の話の聞き方の4つのコツ

人の話の聞き方の大切なポイント

相手の話を聞くことについて看護師兼コーチの方の記事を偶然読んでいて、まさに自分に必要なことだ!とメモらせてもらいました。

  • 否定しない
  • 疑問を挟まない
  • 意見を挟まない
  • 最後の最後まで聞く

コツというと軽薄なテクニックのような感じがしてしまいますが、これは聞く姿勢の基本原則だと思います。

この4つのポイント、できているでしょうか?できているつもりでも、できていない時も結構あるのでは無いでしょうか。

相手へアドバイスだとか、良い情報だと思って、または共感や同調を示すと思って、相手が話終えてないのに、途中で「それって〜」とか「あ〜わかる!私も〜」とか、挟んでしまうことが私はありました。

相手の話を遮ってしまうことは、結局のところ自分の主張を言いたいだけで、相手の話を聞く姿勢はもうそこには全力で無いわけです。

私は特に母親など身近な人の話を、最後まで聞かずに遮って自分の知識や意見をぶちまけ、お話泥棒してしまうことがあり、その自分を良くないなと後悔したり嫌悪感を抱いていました。

今までの話の聞き方はクセとして染み付いてしまっているので、意識して矯正しく必要があります。

意識しながら人の話を聞く実践を筋トレのように日々継続していくことが大切で、わかった気がして実行せずそのうち忘れてしまえば、染み付いたクセは一生勝手には変わってくれないでしょう。

人の話を聞く姿勢の大切さ

意識をして人の話を聞いてみて、気づくことは多くありました。

いつもは相手の話を聞きながら、賢く見られそうな意見や質問を次に言おうと考えていたりしていたので、口を挟まないことを意識しながら聞くのは集中力がいりました。

同時に、今まで本当に口を挟まず相手の話を最後まで聞ききる、というのができていなかったんだな、というのも心底実感することとなりました。

単純に会話を楽しく感じることができ、初対面の人でもスムーズに会話が進んだ感じがしました。

話を聞くコツを意識すると同時に、自分が質問されたり話す立場になった時は、自分をよく見せようとしたり隠そうとしたりせず、素直に話すよう心がけました。自分を知られたくないと、自分のことを避けながら発言するのもしないよう意識しました。

世の中は(人間関係は)思っているほど悪くなく、あるがままの自分もそんなに悪くなく、緩く会話や人とのつながりを楽しんでみる、という姿勢も人の話を聞く姿勢にプラスできると、自分で勝手に苦しまずに済むのかな、とも思えたところです。

自己肯定感が持てないと苦しく思っていた自分には新たな発見となりました。

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