自責をやめる方法・自分を許す意味がわからない&カサンドラ症候群の親 – カウンセリング28

自責をやめる・自分を許す方法が意味がわからない カウンセリングを受ける

前回のカウンセリングでカウンセラーさんから最後に「許せないと思っていた自分を許したらどうなるのか?」という問いをいただきました。

許したらどうなるのか?その答えがどうやったら自分でわかるようになるのか、まだわかりません。どう考えたら良いのかをカウンセラー(公認心理師)さんに聞いてみました。

もう一つ別件で、身近な人がツライ状況にあり見聞きするのもしんどい時、私はどう考えて行動を取るべきなのか、聞いてみました。

許せない自分をもし許したらどうなるのか、どうやったら考えられるのか?

許せない自分をもし許したらどうなるのか、どうやったら考えられるのか?

自分は度々、自分にうんざりして自分に腹が立ち、自責の念が止められなくなるのですが、「自分を許したらどうなるのでしょうか」とカウンセラーさんに質問され、鳩が豆鉄砲くらったような顔になりました。

私は自分が悪いとずっと考えてきたので、どうやって「自分を許した状態」を想像したらいいのかがわからなかったからです。

すると、カウンセラーさんは、「許さない人」と「許す人」がディベートしているとしたら?とおっしゃいました。

許さない人と許す人のディベート

自分を許す方法が意味がわからない

「許さない人」と「許す人」がディベートしているとしたら、それぞれの立場の主張はどんなことがあるだろうか、と考えてみるのも一つです、とカウンセラーさん。

私は許せない側の視点しかないので、許す側の立場の意見を知らない、と言われました。

それぞれの立場の主張を知って、ディベートが自分の中でなされると、折り合いをとって間の考え方が見つけられるかもしれない。

確かに、とは思うものの、許す側の考えなんてすぐには思いつきません。

私はやらないといけないこと(やったほうがいいこと)をできてない自分にたして、全て自分の責任である、自分のせいであり、やらない自分が許せないと考えています。だって、自分がやらなければ誰もやってくれないわけですから、現状は変わらないのですし。

カウンセラーさんは、1択しかないと窮屈だから、他の価値観も欲しいと。仮に、「許す人」の立場で言い分を挙げるとしたら?今までの価値観と違うものを想像してみる。とおっしゃいました。

カサンドラ症候群の母

もう一つ、カサンドラ症候群と言われた母についてカウンセラーさんに聞いてみました。

カサンドラ症候群とは

アスペルガー症候群の伴侶を持った配偶者は、コミュニケーションがうまくいかず、わかってもらえないことから自信を失ってしまう。また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの伴侶への不満を口にしても、周囲は苦しんでいることを理解してくれないという二重の苦しみの状態にある。その葛藤から精神的、身体的苦痛が生じる
引用:カサンドラ症候群

ASDとADHDの特徴が見られる父に対処するのに苦労している母、周りは母の大変さを理解してくれず苦しんでいる状態を見てきました。

母は優しくユーモアもあり、わかりやすく誰からでも好感を持たれる人なのですが、時々「私はバカだから」「不出来な親のせいでごめんね」など、自分を卑下する言葉を発します。

先日も母と話している時に、「私は社会のことはわからないから」というような自分を蔑む表現をして、私の中でサーーーっと暗いものが降りてきて、あ〜そうだ母はこうやって自分を卑下して、それを聞くのが私は辛かったんだ、と思い出しました。そんなことはないよ、それは事実ではない、と私は母に言うのですが、自分を卑下する母に対して鈍い腹立ちのようなものを深いところ感じていたことも蘇ってきました。

母には「私はそういう言葉を聞くのが辛い」というのは伝えた方が良いのか、私が受け止め方を変えて、やり過ごすのが良いのか?カウンセラーさんに、どう考えたらいいのか質問しました。

私の「気持ち」は母に言ってみてもいいのでは?それをどう受け止めるのかは彼女の自由であり、それはリスペクトすれば良いのでは。と。母を理解するには、感情的な距離を置いて、彼女が(母である前に1人の女性として)どんな世界観の中にいるのか、イメージをしてみる。

自分を卑下する背景には、人に卑下されてきたのか、自分はできると言う思いがあるのにできないから自分を卑下するのか、違う理由が考えられる。

カウンセラーさんの話を聞いて、母は前者「人に卑下されてきた」タイプだなと思いました。分かりやすい言葉の暴力を受けてきたわけじゃなかったとしても、会話をしていても言ったことに反応してもらえなかったり、承認してもらえない、またはすぐ否定されたり、声を荒げられたり。無力感を何十年も感じてきたのかなと想像しました。

自分を卑下する人の言葉を聞くのはツライ

自責をやめる・自分を許す方法が意味がわからない私はよく周りから父親と似てると言われ(嬉しくないのですが)、母と見た目も性格も似てると言われることはありません(母は美人なので残念です)。

ただ、自分を卑下する点は、母と似ているかもしれません。私は散々自分に腹を立てて、自分を責めて、しょっちゅう自分に対してイライラしては「クソ」「バカ」「死ね」と言っていました。何度か、あまりにも私が私に対して不機嫌な時が長く続いた時、私の相方が具合が悪くなることがありました。時々、心身すぐれない状態になったのです。

私が卑下し続けて不機嫌でずっといたせいだったんだなと、今になってわかり、申し訳なくも思っています。いくら仏のように穏やかで優しい相方でも、四六時中ネガティブオーラを発し続ける人がそばにいたら、影響を受けますよね。母の卑下について考えていて、自分を改めようと思いました。

まとめ

■自責をやめる・自分を許す方法
「許さない人」と「許す人」の両方の立場の言い分を想像してみる。
カウンセラーさんは「練習はできる」とおっしゃいました。
私の想像力の欠如、視野の狭窄を認識していますが、頭の片隅に置いておいて、時々考えてみたいです。

■自分を卑下するカサンドラ症候群の母
母に、卑下の言葉を聞くのはツライと言う子の立場の気持ちは伝えてもいい、しかしどう受け取るかは彼女の自由である。
彼女がどういう状況があったのか想像してみる。

そして卑下する人の言葉を聞き続ける立場はつらいこともわかり、自分もいい加減自責し続けるのはやめようと思いました。

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