気分変調症(持続性抑うつ障害)について心理士さんに聞いてみた – カウンセリング29

気分変調症(持続性抑うつ障害)とは カウンセリングを受ける

気分の落ち込みがひどく、泣くようなたいした出来事はないのに涙が止まらなかったり、いろいろ日常生活に支障をきたしていたので、公認心理士さんにカウンセリングをお願いしています。2021年9月から29回受けてきました。自分のメンテナンスにと思ってますが総額を計算するとなかなかグェッとなります。

今回は何かの拍子にたまたま出くわした「気分変調症(持続性抑うつ障害)」の情報が、あまりに自分に当てはまり、気になったので心理士さんに聞いてみました。

気分変調症(持続性抑うつ障害)とは

気分変調症(持続性抑うつ障害)とは

気分変調症とは、うつ病よりは軽症で長期間にわたる気分障害の一種だそうです。

ほとんど1日中、疲れと抑うつ(気分の落ち込み)を感じる状態が2年以上続いている状態です。食欲減退または増加、不眠または過眠、怒り、引きこもりなどを伴います。気分の落ち込みが日常的になっており、病識がない人も多いといわれています。

  • 意欲が低下している
  • 脈絡のない不安や恐怖
  • 集中力が下がっている
  • ほとんど毎日疲れているか、なにもやる気がしない
  • 些細な刺激に敏感
  • 興味・喜びを感じることが少なくなった
  • 元気が出ず活動的になれない
  • 気持ちが落ち込んでいる
  • 自分に自信が持てなくなっている
  • 希望が持てないと感じる

引用:https://ubie.app/

過眠、気力減退または疲労感、自尊心の低下、集中力低下または決断困難、絶望感、これらは私はずっと持ち合わせてます。食欲の有無以外(食い意地はある)。

ネットで見ただけなので、私の勝手な思い込みかもしれません。6〜7年前までは英語圏の国にいたので医師に診てもらって処方薬(たぶん抗うつ剤SSRI)をもらっていたこともありますが、それ以降は婦人科や普通の町医者以外かかったことがありませんでした。

病名を探して当てはめたがるのは無意味だと思っていた

自分の心身の不調は自己責任

私はあまり自分の心身の不調についてネットで情報を検索するのが好きではありません。だって調べると不安を煽るような病名がたくさん出てくるばかりでろくなことがないので。

また、特に内臓の問題とかでなければ生死に直結しないわけで、何か病名とか定義されることを知りたがるのは無意味だと思っていました。自分の状態を何かのカテゴリーに当てはめるのは、言い逃れのような、自分の責任逃れをするための言い訳のような、後ろめたさがあります。

そのため、気分変調症の情報を見て「すごく当てはまる!」と思ったものの、自称●●のタイトルをつけて、悲劇のヒロインのようになってしまうのではないかというためらいもあります。「私ってこうだから〜」と自分をかわいそうがっている人になりたくないからです。

ですが、自分の状態が客観的に理解できたら「そういうもんだ」と思ってあきらめがつくと同時に、自分を無価値だと、全ては自分のせいだと責め続けるのをやめられるかなと思いました。

診断名は病気が悪さをしていると理解するためにある

診断名は病気が悪さをしていると理解するため

カウンセラーさんが、私が当てはまったと思ったのは事実で、自分がしっくりくるのが大切、と教えてくださいました。そして、診断名とは、その人が悪いわけではなく病気が悪さしているんだよ、というためにあるとおっしゃいました。

脳・神経系が関わることであり、自分の体の機能を知り、自分で無理な状態を分かり、休み方や、自分はこうした方が良いという定義を見つけて調整していければ、と。

微調整していく

すぐゼロ・百で考えがちな私なので、カウンセラーさんが「調整していく」とかおっしゃると、どうしていいかわからない顔をしてしまいます。

カウンセラーさんに、ゼロ・百じゃない場合何が困るのでしょうか?というようなことを聞かれ、私は、気にしないといけないことが増える・考えることが増えるイメージと答えました。カウンセラーさんは「なるほど、そういうふうに考えるわけですね」と、ヘェ〜みたいなリアクションでした。

グレーを許容できるようになる、は私の課題です。

死にたいと考えたことがあるか

自分の死体の処理をする人のことを想像すると、悪いからやめておこう

死にたいと思うか、みたいなのが精神的なもののセルフチェック項目によくあるんですが、それについてカウンセラーさんと話した時、私は、「消えたいと思うことは多々あったが、死んだら親とパートナーに悪いので、本当に死のうと思ったことはありません」と伝えました。

カウンセラーさんは「死んだ後のことを考えると悪いな、と思って思いとどまるという話はよく聞きます」とおっしゃいました。例えば、自分の死体の処理をする人のことを想像すると、悪いからやめておこう、と思ったりするという話だそうです。自分の感情だけの衝動ではなく、他人の視点を考える隙間があったら死なないってことなのかと考えます。

まとめ

気分変調症について、私は「気分の落ち込みが日常的になっており、病識がない人」だなと思います。「気の持ち用じゃない?」と他人に言われたことが頭に噛み付いて、ポジティブに考えられない自分が悪いと考えてきました。万年、落ち込みがデフォルト化している感覚です。もはや疲労感のない日がどんなものなのかわからないです。病名らしきものを知ったところで責任転嫁して何の意味もないのでは?と思ってしまいます。

今回のカウンセリングから得たこと:そのタイトル(病名)が正しいのか勘違いなのかという点はさておき、仮にそうだとしたら?と考えてみて何ができるのか、どうしていくことが考えられるのか、という視点で見てみようと思います。

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