ストレスや不満を言語化する意味「認知は変えられる」カウンセリング8回目

不満を言語化する意味「認知」は変えられる カウンセリングを受ける

カウンセリングの中で、抑圧してきた無意識のものを言葉にすることで意識化して心の緊張をほぐす、と教えてもらいました。

しかし、ストレスや不満を言葉にすることは、現状のネガティブなものを見ることを強化して、ますます良い部分を見れなくなったり、ストレスのある現状を言い訳して変化しないことを正当化させることにならないのか?と疑問に思ったので、1週間後カウンセラーさんに聞いてみました。

不満を口にしてネガティブ思考の強化にならないのか

ネガティブなことを見ることで、さらに良い部分を見れなくなったり、現状を正当化したりする言い訳にならないのか?という私の疑問に、カウンセラーさん自身も心理士の修士課程中、教授に同じような疑問を投げかけたことがあると教えてくれました。

「ストレスを語らずにいければベストなのかもしれない。けれど状況を説明することにより、立ち位置の違う人からの見え方が違い、新たな視点が増え、捉え方の選択肢が増えるかもしれない。人間は、捉え方「認知」が変わると、感情・行動が変わる。

あったこと、起こったことは変えられない、でも自分の受け取り方は変えられる、と言うのはよく聞きます。でも、自分のネガティブ思考を無理やりポジティブに変えないといけないように感じられて、できる気がしていませんでした。

しかし、今回説明してもらった認知(解釈)が変わると感情と行動が変わると言われたことは、もう少し腹落ちしたような気がします。

認知が変わると感情と行動が変わる

カウンセラーさんと話していたら、私が「認知が変わった」経験を思い出しました。

私は以前、散歩が好きではありませんでした。なぜなら、以前の私の認知では、歩くのは「目的地へ行く」ためであって、用事がないのに歩く行為(=散歩)に意味が見出せなかったからです。

意味がないことはやりたくないと思っていたので、私の中では散歩は、「なんのため?どこに行くの?何時にそこへ辿り着くの?」と納得いかないものであり、無駄に歩いて疲れるだけ、リラックス効果なんてありませんでした。

その散歩への解釈が、知識と経験により変わりました。=認知が変わった

①散歩は運動であり、脚を動かすと血流が増し脳に良く、心身の健康に良い(知識)=意味がある

②普段の用事を済ますルートと違う場所を歩けて、知らなかったことに気付ける。散歩は既知の行動範囲(想定内)から出ることで、新発見を得られるチャンスである(経験)=価値がある

私の散歩に対する解釈を変えられたように、ストレスや不満をカウンセラーさんに説明して、質問に答えたり、カウンセラーさんのフィードバックをもらうことで、自分の認知を今と違うものに変えることができると理解しました。

ネガティブなことを口にしてはいけないという思い込み

不満を口にしてはいけない、自分が現状を変えられないのは自分のせいで、努力や実行が足らないからで、言うべきではないと考えて躊躇していました。本音としては、不満を口にしたいです。ただそれがネガティブ思考を強化してしまうのなら、やめないといけないけないと思っていました。

ネガティブなことを発するべきではないと思っていて、かといって言わないだけで解決できるわけでもないので、身動きが取れないような、思考停止したように感じていました。思考が止まる現象にはメリットとデメリットがあるそうです。

  • メリット:自分を守る(ぐるぐる回る思考を止めて休憩)
  • デメリット:自分に対して何もしない(セルフネグレクト)

そして、ポジティブにならなければいけない、と思わなくていい、中立。と言われました。(メモが“中立”しか書き残していないので、説明が思い出せません・・・)

8回目のカウンセリングまとめ

カウンセラーさんに、言語化することで、現状は変えられないが、自分の認識(捉え方・解釈)を選べて変えることはできると教えてもらいました。

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